HSPにおすすめの仕事とおすすめできない仕事 -仕事が続かない理由-

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HSPの人は、仕事が続かないときや、仕事がうまくくいっていないとき、耐えられない自分を責めてしまうことがあります。

僕も、履歴書の職歴の欄に書ききれないほどの転職を繰り返し

  • 「そもそも社会に出ることに向いてない」
  • 「みんなができているのに自分だけできない……。ダメな人間だ」

と、自分のことを「社会不適合者」と責めてきました。

いくつもの職種を経験する中で、HSPの自分に「向いていた仕事」「向いてなかった仕事」があったのではないかと考えました。

そこで今回は、僕が考える「HSPにおすすめの仕事とおすすめできない仕事」について書いていこうと思います。

  • 今の仕事が「向いていない」と考えている人
  • 転職を考えているけど迷っている人
  • 自分はHSPで仕事について悩みがあるという人

この記事が、こんな方たちの助けに少しでもなれればと思います。

目次

1.仕事が向いている・向いていないとは

そもそも、仕事に「向いている・向いていない」ってあるんでしょうか?

僕は基本的には、「向いている・向いていない」はないと思っています。

ちょっ…まっ…
言ってること違うじゃん!!

と思うかもしれませんが

正確には、向き不向きを感じることはあるけど、向き・不向きを正しく評価できていないと思っているんです。

では、なぜ正しく評価できないのか?
その理由には

・人間関係に影響されている
・辞めたい理由を探している
・使っている能力が違うだけ

の3つがあります。

それぞれ説明していきます。

①人間関係に影響されている

仕事や学校、部活など自分が所属している組織などから辞めたいと感じるとき、「向いていないから」という理由は多いです。

しかし実際は、仕事が向いていないというよりは、人間関係が上手くいっていないことで仕事が上手くいかずに、「向いていない」と思いこまされていることも多いです。

例えば、いわゆる「お局様」から

あんた、この仕事向いていないよっ!!

と言われたり、先輩にたくさん注意された経験はありませんか?

今 自分が思っている、その「向いてない」は、誰かに思い込まされている「向いていない」かもしれません。

②使っている能力が違う —苦手なことで頑張ってしまっている—

人には必ず「得意なこと」「苦手なこと」があります。

苦手なことで頑張っても、得意なことに比べれば上手くいきにくいのは当然ですよね。
※苦手なことで頑張ることが悪いのではなく、苦手なことに慣れるのに時間が掛かるので「焦らないことが大事」ということです

どこに所属していたとしても、自分の「得意なこと」を活かせる場面や役割が必ずあります。

もし、仕事が「向いていない」と感じたら、今いる環境の中で、自分の得意なことを発揮できることがないか
一度、立ち止まって考えてみるのをオススメします。

③辞めたい理由を探している

何かを選択するとき、実はすでに自分の中で結論が決まっているということはありませんか?

例えば、友達と洋服を買いに行ったときに

マスコットをさせてみましたwww

どっちが似合うと思う?

と聞いておきながら

(実は、最初からピンクが良いと決めてるんだけどね)

なんて感じで、「すでに自分の中では結論が出ているけど、最後の一押しが欲しくて相談する」みたいな話って、よく聞きますよね?

つまり

「辞めたい」と自分の中で決める
(もしくは考える)
      ⇩
「辞めたい」という考えを一押しするために、都合の良い理由を探す
      ⇩
「向いてないからやめた方が良いんだ」という理由で自分を納得させる

という思考のプロセスが無意識に起きているんです
のちに説明しますが、「辞めたい」と感じているのであれば、辞めるという選択は「あり」だと思います。

この「向いてないからやめた方が良いんだ」という理由は、自分を納得させるのに都合の良い理由を探しただけなので、なんの根拠もない「向いていない」の理由になります。

根拠のない「向いていない」を抱えたままだと、今後の人生を大きく左右する決断をするときに、不要な迷いを作り出してしまいます。

本当に自分に向いていないのか、自分を納得させる理由を探しただけなのか、しっかり見極めていきましょう。

2.HSPの特徴

ここまで、向き・不向きを正しく評価できない理由を説明してきました。

人は、向き・不向きを正しく評価できないまま「自分はこの仕事に向いていない」と感じてまう。
これは一般的な「向いていない」と感じるパターンです。

HSPの特徴を知ることは、つらい現状を打開していくことにつながります。

ここからは、「HSPの人が、なぜ仕事が向いていないと感じて仕事が続かないが多いのか」について解説していきます。

まずはHSPの特徴について説明をしていきますね。

HSPには「必須」といわれる4つの特徴があります。

HSPの4つの特徴

:Depth of processing … (情報を)深く処理する
:being easily Overstimulated  … 過剰に刺激を受けやすい
:being both Emotionally reactive generally
  and having high Empathy in particular … 全体的に感情の反応が強く、特に共感力が高い
:being aware of Subtle Stimuli … ささいな刺激を察知する

この4つの特徴をまとめて「DOES(ダズ)」といいます。

自分のことを知るというのは、つらい現状を打開していくために大事になってきます。
そのために、まずはこの4つの特徴についての理解を深めていきましょう。

【HSPの特徴】①情報を深く処理する

「考えすぎだよ」って言われると傷つく

SNSでこんな投稿をよく見かけます。

こういった投稿をよく見かけるということは、HSPではない人から見ると「考えすぎ」と思われるくらい、HSPの人たちは物事を深く考えているという証拠です。

【HSPの特徴】②過剰に刺激を受けやすい

人より刺激を受け取る範囲が大きいので、些細な刺激でも人一倍感じ取ってしまうという特徴があります。

例えば

・光が苦手
・匂いが苦手(苦手な匂いが多い)
・大きな音が苦手
・化学調味料が苦手
・シャツについているタグが苦手
 など

「苦手なこと」を中心に例を挙げましたが、刺激を受けやすい=苦手というわけではありません

「夕日がきれい」「秋の空気の匂いがする」など、心地よい刺激にも敏感で感性が豊かともいわれます。

【HSPの特徴】③全体的に感情の反応が強く、特に共感力が高い

喜怒哀楽で表情が変わる女性のイラスト

感情が豊かという特徴と、「相談されると一緒に泣いてしまう」などの共感力の高さもHSPの特徴です。

個人的には、刺激を受けやすく、その刺激に対して深く思考する結果「共感」することができます。

そして、刺激に敏感で共感力が高いからこそ、小さな刺激にも大きく反応してしまうのも、HSPの特徴です。

「相談されると一緒に泣いてしまう」という例えを出しましたが、相談相手よりも泣いてしまうということもあるのではないでしょうか?
このように、刺激からたくさんの情報を受け取ることで、人より大きく反応してしまうんです。

【HSPの特徴】④ささいな刺激を察知する

同僚や友達、恋人が

・髪の毛を切った
・メイク変えた
・なんとなく機嫌が悪そう

このような、「些細な変化」に気づくことが多いのもHSPの特徴です。

先に出てきた「過剰に刺激を受けやすい」と混同しやすいのですが

  • ささいな刺激を察知するという特徴は「観察力・洞察力」
  • 過剰に刺激を受けやすい「感受性」

と考えると分かりやすいでしょう。

3.HSPに多い仕事が続かない理由4選

ここからは、前項で解説したDOESをふまえながら、「HSPに多い仕事が続かない理由」について話していきます。

HSPの人の「仕事が続かない理由」には、HSPの特徴「DOES」に大きく影響を受けます。
DOESがあることで人一倍ストレスを抱えてしまい、結果、耐えきれなくなり退職するといったパターンも多いでしょう。

僕の経験上と、SNSの投稿の中でよく見られる「辞めたい」と悩むHSPに多い悩み

  • ミスが多い・ミスが怖い
  • 「仕事が遅い」「覚えるのが遅い」と怒られる
  • 「仕事ができない」と評価されるのが怖い
  • すぐ「辞めたい」と思ってしまう自分が許せない

この4つについて解説していきます。

仕事が続かない理由その①ミスが多い・ミスが怖い

こんなにミスするなんて、この仕事に向いていない
ミスするのが怖い

こんな悩みを抱えている人も多いと思います

実際にはミスが多くなかったとしても、HSPの人は責任感か強いので、1つのミスを重大なものであったり、重大なことにつながる可能性などを考えたりすることがあります。

また
同僚や上司の小さな変化を「機嫌が悪い」と感じ、その機嫌の悪さを深く考えた結果、「自分のミスのせいだ!」と結論付けてしまう…なんてこともあります。

深く考えてしまう
   ⇩
深く考えるからミスが怖くなる
   ⇩
ミスすることを怖がりミスが多くなる

このように、深く考えることで悪循環が生まれ、よりミスしやすい状況に陥ってしまうことも多いでしょう。

仕事が続かない理由その②仕事が遅い覚えが悪いと怒られる

人より多くの刺激を受けるということは、処理しなければならない刺激も人一倍ということです。

その刺激一つ一つに対し、深く考えて処理していくので、「遅い」と評価されやすい

でもそれは、見方を変えれば丁寧な仕事をしているということです。

また、仕事が覚えられえないことも、「覚えられない」というよりは、覚えようとする範囲が広くなり「覚えきれていない」という方が正確な表現かと思います。

評価する人の見方次第ですが、「丁寧」としては見てもらえず、「遅い」と評価されてしまうと、自分への自信を無くしていき、仕事を続けられなくなってしまう…という状況になってしまうということです。

仕事が続かない理由その③仕事ができないと評価されるのが怖い

HSPの人は、人の目を気にしてしまう傾向にあります。

周りの人が不機嫌になると、不機嫌になったことを誰よりも早く気づくことができます。
そして、それに対して人一倍反応をしてしまいます。

そのため、「仕事ができない」などのマイナスな評価を受けることを怖がり、周囲を不機嫌にしないように「仕事ができる」自分になることが目標になってしまいます。

マイナスな評価をされてしまう怖さ自体も、「仕事が続かない理由」の1つです。
しかし、それだけではなく、マイナス評価を受けないため、つまり「自分の評価のため」だけに頑張る自分にもショックを受けて、仕事のモチベーションが下がってしまうということもあります。

仕事が続かない理由その④辞めたいとすぐ思う自分を許せない

すぐ「辞めたい」と思ってしまう
でも、そんな「根性のない・我慢ができない」自分が許せない!

というように、自分を責めてしまい、ストレスが溜まり体調を崩してしまうことがあります。

ちなみに、上記の例は僕の経験をそのまま書きました。

僕は、中学生の頃からパティシエを目指していましたが、「いじめ」という人間関係の問題によって
パティシエになってから、わずか1か月足らずで退職をしてしまいました。

長年の夢をこんなに簡単に諦めるなんて
自分は根性のないダメな人間だ…
親にあれだけ負担をかけたのに
なんて親不孝なんだ…

と思っていて、この後、何年もこのことで自分を責め続けることになります。
今はもう、この件で自分を責めることは無くなりました。

HSPは真面目で責任感が強い人が多いと言われています。

日本には終身雇用というものがあるため、辞めること=ダメなことと考えてしまう傾向(文化?)があります。
(今は昔ほどではなくなりましたが)

そういった日本の文化の影響もあり

  • 辞めたいと考えることを悪いと捉え自分を責めてしまう。
  • そして、仕事を辞めるまで自分を追い込んでしまう。

こんなふうに考えてしまう人は多いのではないでしょうか?

この考え方は、HSP以外の人も同じように感じ、同じように悩んでいると思います。

しかし、HSPの人は、色々な刺激を人一倍敏感に感じ取り、深く思い悩むことで、より多くのストレスを抱えてしまい「仕事が続かない」という状況なってしまいます。

4.HSPに向いているおすすめの仕事

HSPの人が、自分の得意なことを発揮できる仕事には、どんなものがあるのでしょうか?

僕自身が体験してきたものの中で

  • 「HSPだからこそ能力を発揮できた」おすすめの仕事
  • 「HSPだったから辛かった」あまりおすすめできない仕事

それぞれ紹介していきます

※あくまでも個人的な意見(おすすめ)です。
これ以外にも、得意なことを発揮できる分野はたくさんあります。

①HSPの人におすすめの仕事

・刺激が少ない
・集中しやすい
・得意を発揮しやすい

こんな仕事がHSPには向いていると考えられます。

具体的な仕事については、以下で紹介していきます。

HSPに向いている仕事その1)クリエイティブな仕事

何かをツクルって楽しい

絵を描く、音楽を聴くなど、クリエイティブなことが得意なHSPの人にとっては、イラストレーターや写真家、パティシエなどの、クリエイティブな仕事は能力を発揮しやすいといえます。

また
深く考えることが得意で、想像力が豊かという特徴もあるので、文章を書くような作家、ライターなども向いています。

他にも、動画編集や研修などに使用するPowerPointの作成、アイコン作成など、今の時代クリエイティブな仕事はたくさんありますね。

HSPに向いている仕事その2)接客業・販売業

一丸となって忙しい日を乗り越えた時の充実感すごい

共感能力が高く、想像力の豊かなHSPにとって、お客様の欲しいモノや、お客様がして欲しいことを想像するのは、すごく得意です。

相手の事を考える分、売り上げを自分の目標としてしまうと苦しくなってしまうため、「お客様の事を考えた結果、数字はついてくる」のような、相手優先の考え方をすると、得意なことを上手く発揮できます

そういった意味では、ノルマがあるような接客(営業)は、同じ接客でも「苦手」と感じる人もいるでしょう。

HSPに向いている仕事その3)医療・介護系

個人的には一番合ってる仕事だと思う

医療・介護系は激務であったり、人の命に関わる責任の重い仕事であったり、人間関係も厳しい場合が多いことから

医療・介護系は、あまりおすすめしない

という人もいますが、個人的にはHSPの能力を発揮しやすい仕事だと思っています。

責任の重い仕事であるからこそ、責任感の強いHSPには向いていると思います。

また医療・介護の仕事は、相手の想いに寄り添うことが求められるので、高い共感能力を活かすことができる仕事でもあります。

僕は今、看護師として働いていますが、HSPの能力をとても発揮できる仕事だと思っています。
人間関係がキツイこともありますが…。

HSPに向いている仕事その4)工場の検品や棚卸作業

検品は集中できて意外と楽しい

HSPの人は、集中力が高い人が多いです。

しかし、刺激を受け取りやすい分、刺激が多いと集中しにくいという特徴もあります。

工場の検品や棚卸作業などは、一つの業務に集中でき、他からの刺激が少ないため、集中しやすい環境で働くことができました。

作業が簡単なことも多く、器用さなども気にしなくてよくて、「できない自分」に悩まされることも少ないというメリットもあります。

HSPに向いている仕事その5)講師や教員

分かってもらえるのがすごく嬉しい

些細な刺激を受け取りやすいHSPは、人の変化を見つけるのが得意です。

つまり、自分の説明に対し「分かった」「分からない」という生徒の反応を見抜くことができるんです。
また共感能力が高いため、相手に合わせた分かりやすい説明をすることも得意です。

このような特徴から、講師や教員などの「人に教える」仕事も向いている仕事の1つです。

②HSPの人がつらいと感じやすい仕事

ここからは反対に、自分の経験してきた仕事の中で

これはちょっと
HSPの人にはおすすめできないな

という仕事を紹介していきます。
※あくまでも個人の感想です

HSPの人がつらいと感じやすい仕事その1)営業・セールス

相手にとって絶対必要と思えないと勧められない…

何を血迷ったのか、僕はもともと自己アピールがすごく苦手なのに、訪問販売をしていた時期があります。

僕が働いていたところは、基本給があったんですが、会社によっては「売れなければ0、売れればその分お給料が高くなる」という「完全歩合」のところもあります。

いずれにしても、売る=自分の利益になるため、そこに違和感(ネガティブな気持ち)を持つHSPの人は多いです。

また
売る商品が好き!
自信を持って売れる商品だ!
と思っている場合は良いのですが、さほど好きではない商品を売る場合は、より違和感が強くなります。

そのため、営業やセールスは苦手とするHSPの人が多いです。

HSPの人がつらいと感じやすい仕事その2)コールセンター

声だけで汲み取るのは得意だけどクレームは刺激強すぎ

コールセンターの種類にもよりますが、「お客様センター」のような問い合わせを受ける部署だと、クレーム対応をする機会が多くなります。

共感能力が高く些細な刺激に気が付くことができるため、クレーム対応自体は得意なことなのですが、怒られるという強い刺激に対し、大きく反応してしまうので、人一倍ストレスを抱えやすくなります。

クレームを受けることが少ない場合は、少ない情報からも相手の気持ちなどを汲み取るのが得意なため、反対に能力を発揮しやすい仕事になります。

HSPの人がつらいと感じやすい仕事その3)五感への刺激が強い仕事

時間に追われるから常時ダッシュ!そして臭いが辛かった

音が大きい、臭いが強いような仕事だと、仕事中の苦痛が強くなります。

僕は、ごみ収集車のバイトをしたことがあるんですが、匂いで具合が悪くなってしまい、長く続けることができませんでした。
(肉体的にもとてもハードで、本当に大変な仕事。やってくれている方たちには尊敬しかないです)

それぞれ苦手な感覚が違ったり、同じ「匂いが苦手」の中にも

  • 「消毒の匂いがにがて」
  • 「油の匂いは嫌いだけど、ガソリンの匂いは好き」

などの感覚の違いがあったりもします。

自分の苦手な感覚を強く刺激するような仕事の場合、辛いと感じることが多くなります

紹介した「おすすめできない仕事」は、どれもHSPの人は苦手な傾向にあるというものであって、絶対にできない仕事・向いていない仕事というものではありません。

上手く馴染んだり、自分の能力を上手く発揮でして、その仕事にちゃんと貢献できている!という方はたくさんいます。

辛さが楽になりますように…

自分がメンタルを病んできた経験や、お局様と上手く関係性が築けた経験、学生を励ましてこれた経験があるので、それらをブログにまとめました。

下にいくつかリンクを貼っておきますので、少しでも参考になったり、気持ちが楽になってもらえたら嬉しいです。

看護学生や新人看護師に向けた記事が多いですが、他のシチュエーションでも使えることを書いているので、看護に関係ない仕事の人でも参考になることはあると思います。

5.向いていない仕事を始めてしまったときの3つの選択肢

もし仕事に対して「向いていない」と感じ始めてしまったら、選択肢はやるかやらないかの2つだけです。

小さい頃からの夢だった

自分に向いていると思った

安定しているから

就職先を決める理由はいろいろあります。

しかし、期待を胸に働き始めたけど、気づいたら「自分には向いていなかった」と感じる…というのは、よくあることです。

「やる」と決めたなら

  • 自分が使える能力を発揮する
  • 苦手を克服する

「やらない」と決めたなら

  • 転職する

決断したら、行動に移すことも大切です

選択肢その①自分が使える能力を発揮する

どんな環境であっても、どんな立場であっても、自分が貢献できることは必ずあると思います。

苦手な分野で頑張るのではなく、今の環境の中で自分の得意なこと、自分が使える能力を発揮できる所を探してみる

自分の得意な分野で能力を発揮できれば、その組織の中での自分が貢献できている実感がわき、自分に自信がつき、仕事を続けやすい環境になります。

選択肢その②苦手を克服する

苦手分野にあえて挑戦して、苦手を克服するというのも1つの選択肢です。

パラリンピック。
昔はあまり注目されていませんでしたが、最近(と言っても、もう何年も前からですが)は、普通にテレビ放送されるようにもなりましたよね。

パラリンピックに出場されている選手は、事故などで障がいをおったり、先天的な病気を患っている人たちです。
身体的な苦手なことを、努力して克服し、健常者以上のレベルのパフォーマンスを見せてくれます。

アスリートレベルになると、「一部の特別な人」「もともと才能のあるすごい人」という印象にあるかもしれません。
しかし、どんな苦手なモノであっても一途にやり続ければ、プロフェッショナルになれるという可能性をパラリンピックの選手は教えてくれています。

克服できる期間は、苦手なものにもよると思いますが、苦手を克服することで自分に自信がつき、周りからの評価も変わります。
「苦手だから」を理由に諦めるのではなく、挑戦して苦手を克服して、仕事を続けやすい環境を自分で掴み取れれば、自分に大きな自信がつくでしょう。

選択肢その③転職する

その環境で貢献することを諦め、転職するのも1つの手段です。

僕が看護師として尊敬する人から

「鳥は海では生きられない。魚は空では生きられない。」

という言葉を教えてもらいました

どうしても世の中には、自分に合わない環境というのは存在します。

そこでいくら頑張っても「合わない環境」で頑張ることは難しいです。

鳥には鳥の、魚には魚の、あなたにはあなたの、それぞれに合った環境が必ずあります。

無理に合っていない所で頑張るのではなく、自分に合っている場所を探し、そこで自分の能力を存分に発揮する
それは決して間違った選択ではありません。

今の時代「転職」は悪いことではない

前述もしましたが、昔は「転職」って、あまり良いイメージではありませんでした。
今でもその名残はありますが、昔に比べると

  • 経験豊富
  • いろんな視点を持っている

などのメリットを評価してくれることも多くなりました。

人からの評価だけではなく、いろんな経験を経ていくことで、違う分野に活動の場を移したとしても、それぞれの経験が「点と点がつながり線になる」瞬間があります。

人生無駄なことはありません!
あるのは「自分がその経験を無駄にするかどうか」という選択のみです。

たくさん経験することはデメリットだけではない!ということを、転職を考える際には覚えておいてください。

6.まとめ

仕事は、正社員の場合、1日8時間、週5日…人生の内の大部分を占めますよね。

その仕事を、「向いてない」と感じながら続けるのは、とても辛いことです。

その「向いていない」は、社会に思い込まされたものであって、ただただ苦手な所で頑張ってもがいていただけだった。
特にHSPの人にとっては、そう思ってしまうことが多いです。

この記事が

  • 本当に今の仕事は向いていないのか
  • 向いていないと思い込んでいただけだったのではないか
  • 自分の能力を活かすためにはどうしたらいいか、どこを選んだらいいか

そんなことを考えるきっかけになって、自分に合う環境・仕事を探す助けになったら幸いです。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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