【お局様との関係激変】職場にいる苦手な人との関係が良くなる簡単な方法

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職場に、「どうしても、この人だけは苦手」って人、1人はいますよね?

仕事だから「苦手」とは言っても、関わらないわけにはいかない…。
でも、そう思うと憂うつになって、仕事に行きたくなくなる。
誰にでも、そんな経験ってあると思います。

ある病院で働いていた時、病院一怖いと噂されるお局様がいたんですが、僕はそのお局様とは、すごく良い関係性を築けていました。
だから、そのお局様と働くのは、全然平気でした。

そのお局様との話は、こちらに書いてあります。

でも、そんなお局様ともいい関係を築けていた僕にも、すごく苦手な人が、同部署に1人いたんです。

今回は、その苦手な人とどうやって関係を築いたのか、エピソードを踏まえて紹介していきます。

この記事を読むと

・苦手な人との関係を築いていく方法が分かる
・苦手な人に自分がどう接しているのか客観的に見れるようになる
・苦手な人から好かれる方法が分かる(別に好きになってほしくないと思うかもしれませんが、これも大事なこと)

目次

1.職場にいる苦手な人と関係をよくする3ステップ

僕が職場の苦手な人と関係を良くした行動は3つのステップに分けられます。

  • ステップ①職場の苦手な人に対する自分の接し方を客観的に見る
  • ステップ②職場の苦手な人への苦手意識を無くす
  • ステップ③職場の苦手な人から好かれる

それぞれ解説していきます。

ステップ①職場の苦手な人に対する自分の接し方を客観的に見る

まず一番最初にして欲しいことは、「苦手な人と接しているときの自分を振り返る」です。

できるだけ細かく振り返っていきましょう。

苦手な人と接しているとき

  • 目を見て話していますか?
  • 声が小さくなっていませんか?
  • 自分の手や腕を抱えるような仕草はしていませんか?

このように、特に非言語的コミュニケーションといわれる、声や表情、しぐさなどを意識して振り返ると良いです。

振り返ったら、その行動を客観的に自分が見たらどう感じるかまで、イメージしてみてください。
きっとその行動を見ただけで「あぁ、自分のこと嫌いなんだな」と感じさせる行動に見えるのではないでしょうか?

ステップ②職場の苦手な人への苦手意識を無くす

2つ目のステップは「まるで好きな人であるかのように振る舞う」ことです。

これは、僕がアドラー心理学を勉強していた時に、先生から教わったもので「as if(アズ・イフ)テクニック」と言います。

「すでにそうなっている自分」を振る舞うことで

  • 自分を思い込ませる
  • 脳を錯覚させる

というテクニックです。

つまり、相手を「まるで好きな人であるかのように振る舞う」ことで、自分自身に「苦手な人を好きだ」と錯覚させるということですね。

具体的な方法は、体験談の中でお話しするので、そこを見てもらえるとイメージしやすいと思います。

ステップ③職場の苦手な人から好かれる

心理学に「好意の返報性」と呼ばれるものがあります。

好意には、好意で返したくなるという法則です。

自分でイメージしてもらっても分かるかもしれませんが、良いことしてくれた人に悪いことをするって難しいですよね?
反対に、良いことしてくれた人には良いこと、もしくは役に立つことをお返ししたくなりますよね?

これが「好意の返報性」です。

ステップ2で紹介した「まるで好きな人のように振る舞う」でも、「好意の返報性」の効果は発揮されます。

ですが、これ以外にも意識的に「相手が喜ぶことをする」と、より効果的です。

2.職場の苦手な人と関係を良くなっていった私の体験談

苦手な人とは言っても、もともと苦手だったわけではありません。
いろんなことの積み重ねで、徐々に苦手になっていきました。

その「苦手になったエピソード」を紹介したあとに、どの様にして関係性が良くなっていったのか、「職場にいる苦手な人と関係をよくする3ステップ」を踏まえてお話ししていきます。

①職場の苦手な人にパワハラされてた話 -その1-

その人、仮にAさんとしましょう。

管理職で、知識も技術もあり、基本的には優しい人。
周りから、とても慕われていました。

そんな人を、何で苦手だったかというと、その人は、人によって全く態度が違うんです。

同じことをしても

  • 「はぁ…?なめてんの?」と怒る相手
  • 「もう、仕方ないなぁwww」と笑って許す相手

挨拶をしても

  • 笑顔で返す人
  • 無視する人

人によって態度が違うのは、人間だから仕方ないんです。
ですが、もう「違い」が極端だったんです。

Aさんは、僕の同期のことが大好きで(Aさんも同期も女性ですいつも友人のような感じで話しかけていました。

文章や日本語が、あまり上手ではない同期の提出物に対しては

お前は日本語、下手なんだからw
仕方ないなぁw

くらいの感じでニコニコして受け取るんです。
しかし、僕ともう1人の同期は、Aさんから好かれてなかったのか、提出物は基本全て

は?意味わからん!

の一言のみで突き返される…。

提出したも文章の、上2・3行をパーッと読んで一蹴。
すぐに突き返されてやり直し。
指導もないから、どこを直せばいいのか分からない。
※同期の文章は、読んでて意味が分からないところが多くて、少なくとも、僕の提出物を「意味わからん」と一蹴するなら、確実に同期の文章は「意味わからん」と言われて良いレベルものでした
↑同期とはすごく仲良しで尊敬できる所もたくさんあるので、決してバカにしているわけではありません

②職場の苦手な人にパワハラされてた話 -その2-

他にも、その病院では、1年目に「ケーススタディ」といって、患者さんの事例検討をすることが課題としてありました。
その「ケーススタディのやり方」を説明する担当がAさんでした。

説明会の当日、僕は38度の発熱がありました。
師長に報告すると「今日は休んでいいよ」と言われたんですが、今日は、説明会があるので休めないことを師長に相談しました。

師長からは「Aさんには、私から言っておくから休みなさい」と言われたので、安心してお休みを貰いました。

ところが、休み明けに、Aさんにケーススタディの説明を聞こうとすると

は?何で私が、あんたに教えなきゃいけないの?
あんたが勝手に休んだんでしょ?
あたしは教えないから、自分で勝手にやれば?

え?
うそ…でしょ…?

こんなふうにキレられ、結局そのまま説明は誰からもしてもらえずに、自分で試行錯誤しながら、ケーススタディに臨むことになりました…。

この病院では、看護研究やケーススタディ、一年目の看護師が提出するレポートは、「プリセプター➡副師長➡師長の順に確認をしてもらってから最終提出をする」というルールがありました。

そう!つまり確認をAさんにお願いしなければならないんです。

「嫌だなぁ」と思いつつも、逃げられないので、プリセプターに確認してもらったケーススタディをAさんに提出すると

あぁ、はいはい

と、そっけなくですが、一応は受け取ってくれました。

しかし、いくら待っても返却がありません。

怖いという気持ちがあり、声を掛けなかった僕も悪いんですが、そのまま提出期限前日まで返却がありませんでした。

勇気を振り絞って

もう見てもらえましたか?

と確認をすると

え?貰ってたっけ?覚えてない
もう良いんじゃない?そのまま提出で
あたし、あんたのやつ見ないから。

と、確認すらしてもらえず…

あぁ…こんな人が上司で本当にツイてない…

と思っていました。

ちなみに、この間には、お気に入りの同期のケーススタディは、内容だけでなく、文章も丁寧に見て、笑顔で何度も添削をしていました。


…と、こんな感じで、僕からすれば、病院一のお局様より、Aさんの方がよっぽど「お局」でした…。

でも、病棟のみんなは

「Aさんすごいっ♪(*’▽’)」
「Aさん優しいっ☆(*’ω’*)」

と、Aさんのことを慕っている。

それを見ていると

・あれ?もしかして、自分の感覚がおかしいのかな?
・自分が変なのかな?

と思っていました。

その後、どんどんAさんのことが苦手になっていき、話しかけたりするのも嫌になっていきました。
もちろん仕事なので、話しかけないわけにはいかないし、夜勤が一緒になったら、人数少ないので話も普通にします。

ですが、他の人とは違う「壁」のようなものを感じていました

そんな「壁」を感じ始めると、関係は更に悪くなり、Aさんからの当たりは、更に強くなっていきました

③.職場の苦手な人のしてる嫌な事を自分もしていた

嫌だなと思っていても、当たり前に勤務は一緒になります。

その日もいつもと同じように、苦手ではあっても、無視されることがあっても自分から「おはようございます」とあいさつをしました。

でも、Aさんに挨拶をする自分の表情が全く笑っていないことに気が付いたんです。

他の人には元気に笑顔で

おっはようございま~す♪

って言ってるのに、Aさんには

お、おはようございます

というように。

Aさんからしたら、そりゃ面白くないわけですよ。
自分には全く元気じゃなく笑顔もなく挨拶してくるのに、自分以外の人には笑顔で楽しそうに挨拶して話してるのを見せられたら。

逆の立場で考えたら、そんな人と気分よく付き合うのは難しいですよね。

「人によって態度を変えるのが嫌」と思いつつ、実は自分も人によって態度を変えてしまっていたんです

上手くいくはずが、ありませんよね。

④.意識的に好きな人と同じように振る舞ってみた -as ifテクニック-

これに気が付いた次の日から「好きな人と同じように」接してみたんです。

自分に自信を持つために使うテクニックとして教えてもらったんですが、それを人間関係に応用して使ってみました。

このAさんとの場合だったら、苦手な人への態度を、まるで「好きな人」であるかのように振る舞うことで、自分自身をそう思い込ませる・脳を錯覚させようとしたということです。
こうすることで、Aさんへの苦手意識をなくそうとしたんですね。

すぐには大きな変化は起きませんでしたが、小さい変化は割とすぐに起き始めました。

数日すると、徐々にAさんの態度が変わっていったんです。
Aさんから笑って話しかけてくれるようになったり、いつもは絶対言わないような冗談を言ってきたりと。

そこからも、どんどん変わっていき、僕自身の苦手意識も薄くなっていきました

⑤.好意的に振る舞っていると好意が返って来る -好意の返報性-

「好意の返報性」に関しては、意識してやっていたわけではないんです。
でも、結果的に僕は、Aさんに対して「まるで好きな人であるかのように振る舞う」ことで「好意の返報性」の効果も発揮され、関係が改善していきました。

苦手な人に好かれるには、自分から「好意」を表現する(本当の「好意」じゃなくていいです)ことが重要になってきます。

苦手な人がいる場合、その人との関係性をあきらめる前に、だまされたと思って、一度苦手な人に対して、自分が、どんな態度を取っているのか振り返ってみてください。
そして「まるで大好きな人と接するように」振る舞ってみてください。

僕はその時には気付かなかったんですが、他にも「喜ぶこと」を探して、あえてやってみるの良いでしょう。
より、「好意の返報性」の効果が発揮されやすくなると思います。

苦手な人に対して、好きな人のようにふるまうことに、少し抵抗はあるかもしれません。
その分、難しさはあるかもしれません。
でも、意外と効果のある方法です。
もしかしたら、同じように数日で関係性に違いが出てくるかもしれません。

少しの勇気を振り絞って、今あるつらさがなくなるかもしれないと考えたら、やる価値はあるのではないでしょうか?

もしよかったら、参考にしてみてください。

3.好きな人への接し方と苦手な人への接し方の違い

「好きな人への接し方」と、「苦手な人への接し方」には、どのような違いがあるのでしょうか?

好きな人との接し方について考えてみます。

好きな人と話す時の表情は?
相手の顔を見て、笑顔で話す

どんな声で声を掛ける?
声のトーンは少し高くなって、声の大きさも大きなる

相手との距離感は?
自分から近づいていき、距離も近め

僕は、Aさんと対峙した時は、完全にこれと真逆の行動とってました。

  • あまり目を合わせず、真顔に近いか、少し引きつった表情で
  • トーンは変わらない、もしくは少し低めで、声の大きさは小さめ
  • なるべく距離を空け、触れられる距離にまでは近づかない

毎回、全てを網羅していたわけではないけど、概ねこんな感じで接していました。
これでは、客観的に見れば「嫌いな人に接した時の行動」です。

そして、もちろん本人にだって「苦手」が伝わります。
Aさんからしてみれば、僕が苦手意識を持って接していたなんてことは、一目瞭然だったんだと思います。

「苦手」が相手に伝わっていないと思い込んでいたのは、自分だけだったんでしょう。

4.お局様の心理

私の出会ったAさんのような人たちを、世間一般では「お局様」と呼ぶと思います。

では、この「お局様」たちにはどの様な心理が働いているのでしょうか?

彼を知り己を知れば百戦殆うからずという言葉があるように、自分だけではなく相手のことを知ることで、苦手な人との人間関係を良くすることができます。

お局様の行動は、無視をする、ミスを必要以上に怒る、人によって態度を変える、陰口や嫌味を言うなど、いろんなパターンがあるでしょう。

ですが、その根本にある心理は単純です。

お局様は総じて「劣等感」が強い人がほとんどです。

  • 自分に注目されない、自分の意見が通らないことは、自分が大切にされていないと感じてしまう
  • 嫌われるのが怖いから、陰口を言って「共通の敵」を作って、簡易的に仲間を作る
  • 自信がないから知識や経験で理論武装してマウントを取る
  • 人気がある人や権力がある人から嫌われるのが怖いから、その人たちへの態度が変わる

と、このように劣等感が強く、その劣等感を補う、もしくは隠すための行動をとるんです。

こういった劣等感が強い人だからこそ、「好意的」に近づいてきてくれた人に、人一倍反応しやすく、今回紹介した方法がより効果的になるということですね。

苦手だなと感じる人に「お局様」的な要素があるようなら、その人の劣等感がどこから来ているのか考えて、その劣等感が「優越感」や「安心感」に変わるような関りをすると、相手からの反応が変わっていくと思います。

5.まとめ

苦手な人との関りは、本当に苦痛だと思います。

学校にしても、職場にしても、長時間一緒にいなければいけない環境の中に、苦手な人がいるのはつらい。
でも、人と人が関わる中で、苦手な人が全くいないということは、ほとんどあり得ない話です。

他人は変えられない。
変えられるのは自分だけ。

自分の生活を少しでも楽なものに、楽しいものにするために、その苦手な人に対して、「まるで好きな人のようにふるまう」という技術を使ってみる。

自分の人生は自分でコントロールできるんです。

でも、いくら技術を使っても、心理学を使っても、ダメな人はダメです。
理不尽な人はいるし、どうやっても苦手な人はいます。

そんなときは、無理に関わろうとはせずに、距離を取っても良いということは覚えておいてください。

この記事が、少しでも参考になってくれたら嬉しいです。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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