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自分の看護師1年目を思い出すと、夜勤もするようになり、出来ることが少しずつですが増えてきた頃。
でも、その分、先輩たちからの期待や要望、プレッシャー…、そんなものが増えてきて
「辞めたい、、、」
と思うようになってきた頃でした。
「辞めたい」の初めての波(その後、何度も訪れることになる波)が、襲ってきていた頃だったと記憶しています。
嬉しいこと、楽しいこと、同期との思い出や、一緒に頑張ったこと、先輩に教えてもらってすごく勉強になったこと、先輩に助けてもらったこと…などなど、良いこともたくさんありました。
でも反対に、悔しいこと、ムカつくこと、理不尽な事もたくさんありました。
この時期って、つらくなるよね!
頑張って看護師になったけど辞めたくなるの、よく分るよ!
…と、みんなで共感して、少しでも誰かの励みになればなと思い、「僕の看護師人生の中で起こった理不尽なこと」を書いていこうと思います。
1.看護師辞めたいって思わされた理不尽エピソード(初級編)
今回は初級編ということで、笑えない「理不尽なエピソード」よりも、ちょっとクスッと笑えるくらいのエピソードを選んで書いてみました
やられて瞬間、言われた瞬間は
コノヤロー!!
って、もちろん思いましたが、今思い返すと笑い話程度のエピソードなので、軽い気持ちで読んでもらえたらと思いますwww
理不尽だった・嫌だった出来事①:バナナ
医療者として、患者さんの体調を把握するために必要な情報の1つに、排泄があります
排泄とは「おしっこ」「お通じ(うんち)」のことで、回数や量、性状(色であったり匂いであったり、柔らかさなどの情報)を把握して、患者さんの健康状態をアセスメントしていきます。
※アセスメントとは:今どんなことが起きていて・今後どんなリスクがあるか、、などを考える事
でも、匂いや色(量も目測であれば)は、感覚であるため「個人差」があります。
これを正確に表現するって意外と難しいんですよね。
ある日のこと。
お通じが出た患者さんがいたので、カルテの排便の欄に「1回/バナナ大」と記しました。
その時カルテは、回数の下に備考でフリー入力ができました
今までも、他の先輩たちも同じように記していたこともあったし、「親指大」などの書き方もしていた先輩もいたので、そこに何も違和感はありませんでした。
次の日、 出勤すると、朝の挨拶もそこそこに、夜勤の先輩たちが
クスクスッ
ちょっとあんたwww
なにこれwww
と言ってくるので
え?何ですか?
僕、何か変なことしましたか?
と尋ねると
いや、バナナってwww
バナナが出てくるわけないじゃないwww
と、2人に、めちゃくちゃバカにされました。
いや!ちょっと待って!
僕は「バナナが出た」とは書いていないんですよ。
あくまでもバナナ大!バナナ大の便が出たと書いたんですよ!
「大きいバナナ」が出たのではなく、「バナナ大の量」が出たって意味でしょ!?
しかも
他の人だって同じように書いてるでしょーが!?
何で、僕だけ言われなきゃないらないんですか!!
…と、強気で言いたいところを我慢して、やんわりと以上のことを説明しました。
もちろん(?)、2人は聞く耳を持ってくれず、退勤時間までケラケラ笑って去っていきました…。
それ以降、僕の書くカルテで「バナナ大」という4文字を見たものは誰もいない…。
理不尽・嫌だった出来事②いや、お前が何してんのよ
病院でよく使うものの1つ、注射器。
一般的には、採血、血を取るイメージが強いかもしれません。
他にも、液体の薬を入れたり、経管栄養・胃瘻といって、口からご飯を貯められない人の為の栄養剤や、薬を飲んでもらうためにも使います。
これは、そんな注射器の使い方の指導の時の話です。
経鼻経管栄養(鼻から胃に管が入っていて、そこから栄養剤を注入する)を行っている患者さんに、薬を飲んでもらうための準備として、白湯を注射器に入れて、その中にお薬を入れて溶かそうとしていました。
初めての手技だったので、先輩が横で見ていてくれました。
でも、僕はけっこう不器用な所がありまして、本来、注射器を真上に向けて、注射器内に入っている空気を抜くんですが
なぜかその時は、ちょっと斜めにして頑張ろうとしたんですよね。
(今思うと、なぜ斜めにしてたか謎ですwww)
それを見た先輩が
ちょっと!それじゃダメだから!!
…と、急に手を出してきて、横から強引に手を持ってクルッと注射器を真上に向けたんです!
注射器は、下の図のように「内筒」と「外筒」という部分に分かれます。
普通は、しっかり外筒の中に内筒を入れ込みます。
ゴム栓なので、しっかり入っていれば、こぼれることはありません。
しかし、この時はまだ内筒を外筒に、しっかりはめ込んでない段階だったんです。
だから、強引にひっくり返されたことで、バシャ~っとなるわけです。
バシャ~っと…
これだけなら、まだ「自分がもたついていたこと」や、「しっかり外筒に内筒を入れ込まなかった僕も悪い」と、素直に反省できました。
しかし!そこで間髪入れずに、先輩に言われた一言が
こっちからすれば
お前が何してんのよ…!?
なんだけどwww
たしかに、手を出したいくらいの不器用さ、おぼつかない手技でやっていた自分にも、反省点はたくさんあります。
それはもちろんなんですが、このミスは僕ら2人のモノでしょ?
指導者として隣で見ていて、自分のタイミングで余計な手出しをしてしまった先輩にも、責任はあるでしょ?
こういう責任の捉え方の違いが「新人のつらさ」に繋がっているんだろうと思います
1人に、しかも初めてやってる新人に対して、その責任の全てを押し付けるのは、いかがなもんでしょかねっ!?
…と、今なら文句の1つも言うとは思いますが、教えてもらっている新人という立場上
平謝りですよね。この時はwww
他のことも重なり「先輩たちは基本、自分のミスは認めず新人に押し付ける傾向にある」…と、僕はこの頃から
思い始めるようになっていき、「看護師辞めたい」波が増えていくわけです。
もちろん、全ての先輩がそうじゃなかったです。
それに、この教えてくれた先輩も、いつもこうというではなかったんですけどね。
それでも、嫌な事、理不尽なことは多かったなぁ…と、当時を振り返ると感じます。
2.明日頑張る・自分を肯定するきっかけになってくれたらいいな
今回は「初級編」ということで、軽めのエピソードを厳選してみました。
あるよね、こういうこと
いやいや、こんなのまだ理不尽の内に入らないよ
などなど、いろんなご意見があるかと思います。
まぁ、残念なことに、まだまだ理不尽エピソードは、たくさんあるですよねwww
この記事が反響あったら、別のエピソードを書いてみようかなと思います。
少しでも、今回の記事が今、辛いと感じている人に届いて
その人がクスッと笑えて「明日も頑張るか!」「つらいのは自分ひとりじゃなかったんだな」と思える。
「どこもこんなに辛い業界なんだから、自分もやめても仕方なかったよね」と自分の選択を肯定できる。
そんな1つのきっかけになったらいいなと思います。
同じように理不尽なことをされて、「つらい」「辞めたい」と毎日感じている人へ。
こんな記事も書いていますので、良かったら参考にしてみてください。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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