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練習だと上手くできるのに、本番になると上手くできないという人がいます。
一発勝負の看護師国家試験、「本番に弱い」というわけにはいかないですよね!
今回は
看護師国家試験当日までの過ごし方や、試験当日の注意点を含めた「試験のコツ」を紹介していきます。
この記事は
- 試験に慣れてない人
- 本番に弱い人
- 人と比べて自信がなくなってしまう人
こんな勉強苦手・試験が苦手な看護学生に向けたものです
少しでも参考になれば幸いです。
1.看護師国家試験対策【試験前日までの過ごし方~試験直前の過ごし方】
まずは、看護師国家試験当日までの過ごし方を
- 試験前日までの過ごし方
- 試験前日の過ごし方
- 試験当日の過ごし方
以上の3つに分けて解説していきます。
①試験前日までの過ごし方
勉強の方法や記憶法、看護師国家試験に向けた試験対策については、こちらにまとめてあります。
試験前日までにやっておきたいことは以下の3つです
- 間違えやすいポイントをまとめておく
- 過去問を解きまくる
- 過去問を解くときは必ずタイマーで時間を計っておく
それぞれ詳しく説明していきます。
1)間違えやすいポイントをまとめておく
試験当日に向けて準備しておくものとして、オススメしたいのが自分が間違えやすいポイントやいつも間違えてしまうところを簡単にまとめたノートです。
※僕はルーズリーフやコピー用紙にまとめていました
そのまとめたノートから、当日までに克服できたもの、暗記できたものは
テオフィリン:喘息・気管支炎の症状改善薬
●腎臓の働き5つ
①老廃物を体外に出す(尿の生成)②血圧調節
- ③赤血球の分化(エリスロポエチンの分泌)
- ④電解質、pHの調節
⑤骨の生成(ビタミンDの活性化)
このように、どんどん消していきます。
オススメは「定期的にまとめ直す」ことです
まとめ直す時に書き直すので、触れる機会が増えて覚えやすくなります!
そうすると、前日まで「不安なところ・苦手なところがまとまったもの(自分だけのあんちょこ)」が出来上がります。
ちなみに僕は、試験前日には、これを使って復習しただけで、それ以上の勉強はしませんでした。
ポイントを絞って復習ができるため、時間に余裕ができるので、翌日のために体調を整えるのに時間を使ったり
不安要素を復習することで、メンタルを安定させることもできます。
2)過去問を解きまくる
とにかく過去問は解きまくりましょう!
慣れはとても大事です。
出題形式や問題数、問題の出し方など、実際の試験で使われていた問題を解き慣れておくことで、試験本番で慌てにくくなくなります。
また
「時間内に名前を書き始めてタイマーをかけて過去問を解く」というように、なるべく試験本番に近い状況を作っておくと、より試験に慣れることができます。
3)過去問を解くときは必ずタイマーで時間を計っておく
先に「試験に慣れるためにタイマーをかけて過去問を解く」と紹介しました。
これにはもう1つメリットがあります。
それは、試験の時間配分が容易になるということです。
時間配分が分かると、1問平均どれくらいの時間が掛かるのかが分かります。
1問に掛かる時間が分かると
悩んで時間が掛かってるから、この問題は後回しにしよう!
というように、1つの問題に時間を取られ過ぎないように注意できる。
つまり、できない問題に見切りをつける時間の基準が作れるんです。
具体的には
- 見直しの時間がどれくらい必要か?このペースでいけばどれくらい見直し時間が得られるか分かる
- もしマークミスをしたとしても、どのくらい余裕があるのか分かるため必要以上に焦らないで済む
などのメリットがあります。
試験本番はかなり時間に余裕がありますが、そうはいっても
- マークが一段ズレていて、直さなきゃいけない
- 見直しをする(ちなみにこれ、何度か試験でやった事があります)
- 文章を読むのが苦手で状況設定問題に時間が掛かる
など、いろんな状況が予想されます。
1つの問題に掛かる時間を前もって知っておくことは、自分の心に余裕を作ることになります。
②試験前日の過ごし方
試験前日にすることで一番大事なことは、心と身体を整えることです
やり残したことがあるかも…
覚えきれていないところがまだたくさんある…
など、不安になることは多いでしょう。
ですが
その不安が試験にとっては一番の敵です!
心や身体が整っていない状態で試験に臨むと、解ける問題も解けなくなります。
体調が整ってから見直すと
え!?なんでこんな問題が分からなかったの!?
と、ビックリすることがあります。
それだけ、心と身体の不調は、試験の結果に影響を与えるということです。
試験前日は、しっかり食べて、早めに寝て、心と身体を整えて試験に臨むということが大切です。
- リラックスができるアロマを使う
- 仲の良い友達と雑談する
など、前もってリラックスできる方法を準備しておくのが良いでしょう。
③試験直前の過ごし方
試験直前は、緊張がピークになっていると思います。
そのため
普段通り過ごすことをまずは心がけましょう。
また
- 6-7時には起きる(起きてから頭が回り始めるのには3時間くらいかかると言われています)
- 朝ご飯を食べる(食べられない人はゼリーやバナナなどの簡単なものでもOK)
- 持ち物の確認をしておく
- 隙間時間に復習をする(直前に復習した所が出題されるとかあるあるだったりします)
普段通り過ごしつつ、これらを意識できるとより良いでしょう。
2. 試験当日の注意点・やってはいけないこと5選
看護師国家試験は、試験が午前・午後とあり、丸一日掛かる長丁場です。
この長丁場を乗り越えるために、やってはいけないことが5つあります。
- 途中であきらめる
- 意識を周りに向ける
- 午後の試験の前に友達と答え合わせをする
- 1つの問題にこだわる
- 見直しをしない
① 途中であきらめる
国家試験が終わると毎年
試験中に泣いてる声が聞こえてきた
昼休憩に友達が泣き始めた
という話が出回ります。
できなくて焦る気持ちは分かりますが、泣いてしまうほど感情的になってしまうと、普段解ける問題も解けなくなってしまいます。
個人的には、泣く=あきらめだと思っています。
泣くほど難しい問題が連発したとしても、所詮 1/4か1/5の確率で正解はある!
勘でも20-25%は正解できます!
それくらい、開き直りメンタルを保って次の問題を解いた方が、泣きながら問題を解くよりも、合格率は格段に上がるでしょう。
もし焦って不安になった時は、一度深呼吸をしてから、開き直って分からない問題を飛ばす!
そして、分かる問題から解き始めて、少しずつ自信を回復するのが良いでしょう。
※問題を飛ばす時は、解答欄がズレないように注意しましょうね!
②意識を周りに向ける
集中!!
試験中も試験前も、周りを気にせず自分に意識を向けましょう。
「試験とは自分との対話である」
という言葉があります。
※たしか「ドラゴン桜」だったと思います
試験は周りの出来がどうこうではなく、自分の試験の結果が合格ラインに達しているかどうかです。
周りは関係ないんですよね。
でも
試験中に不安になると、どうしても周りの様子が気になってしまいます。
もしかして難しいって思ってるの私だけ?
と考えたり、鉛筆の音やページをめくる音が聞こえてきたりして、自分よりも速いペースで進んでいるように感じます。
自分が難しいと思った問題は、大半の人が同じように難しいと感じています。
周りの鉛筆やページをめくる音は、たくさんの人の音が合わさって聞こえるため、早く解いているように聞こえるだけ…。
ようは気のせいです。
僕はプレッシャーに弱く、周りの音を特に気にしてしまっていたため、開始時間をわざとズラすようにしていました。
「開始!!」の合図を聞いたら
- まずは目を閉じて、10秒くらい深呼吸をする
- 受験番号や氏名などを、まだ書いていない場合は、ゆっくり丁寧に書く
- 受験番号・氏名などに間違いがないか見直す
これを行ってから試験に取り掛かると、周りと問題を解き始めるのがズレます。
そうすることで、他の人のがページをめくっていても、マークしている鉛筆の音が聞こえても、もともとの開始時間がズレているので
もしかして自分だけ遅い!?
と焦らなくて済むようになります。
もし、試験中に周りの音が気になるようなら、こんな工夫をしてみるのもおすすめです。
③午後の試験が始まる前に友達同士で答え合わせをする
午前中の試験が終わると始まるのが答え合わせです。
答え合わせ自体は悪いことではありません。
同じ問題は出なくても、問い方を変えて同じことを聞いてくる問題もあるので、不安だった問題を見直すことも、午後の試験に向けて大切なことのひとつです。
私、問5の問題、4って答えた
私も、そこ4にした~
え!?オレ1って答えちゃった
最悪…間違えたわ
こんな答え合わせが、やってはいけない答え合わせです
大切なのは、誰がどの回答をしていたかではなく、正解はどれだったのか(なぜそれが正解だったのか)です。
100人いて、99人が解答しているのが正解とは限りません。
そんな会話に時間を使うよりも
- まとめたノートを見直す
- 過去問を見直す
- 友達同士で問題を出し合う
などの方が、気持ちも知識も午後の試験に良い方向に向かうでしょう。
④1つの問題にこだわる
試験問題を解いていれば、「全く分からない」という問題が、何問か登場することもあるでしょう。
試験範囲が膨大なため、分からない問題が出てくるのは当たり前なんです。
でも
分からない問題が出てくると、その問題にこだわって長時間考え込んでしまう人がいます。
分からない問題に時間をかけてしまうと、時間をロスするだけではなく、自分の気持ちを不安にさせてしまい
その不安を引きずってしまいます。
そして、不安を引きずることで、普段なら正解できる問題が解けなくなってしまいます!
悩んだ問題、二択まで絞れたけど勘で答えた問題などに、△や×など自分で分かる印をつけて、悩んだ問題なのか、スムーズに答えられた問題なのかを分かりやすくしておくと、見直しの時に便利です。
試験の1点はとても重要ですが、ときには「たかが1点」という開き直りも必要です。
⑤ 見直しをしない
見直しは絶対にした方が良いです
よく
見直しをして答えを変えたら間違えた
絶対に答え変えない方が良いよ
なんて言う人もいます。
しかし
見直すことで正解できる問題もたくさんありますよね?
「見直しをして答えを変えたら間違えた」
この原因は見直しではありません。
間違えたのは、その問題を解く知識がまだ身に付いていなかっただけです。
答えが分からないから見直しで変えた。
そしたら運悪く不正解だった。
このアドバイスは言い換えればこういうことです。
これでは「だから見直しをしない方が良い」という理由にはなりませんよね?
このアドバイスは、見直しを運(見直しで正解の25%を引けるか)で判断しているということなんです。
でも、見直しの本来の目的は
- ケアレスミスを防ぐ
- もう一度考え直す
です
僕のように読み間違いやマークミスなどの、ケアレスミスが多い人にとっては、見直しをすることでミスを見つけて点数を拾うことができるので、とても大切です。
また
一通り解き終わる頃には集中力が高くなっていたり、緊張が解けていたりするので、そこでもう一度問題を見直しをすると
- 最初には気付かなかったことに気付ける
- 思い出せなかったことを思い出せる
なんてこともあります。
答えを変えて間違えてしまった!というデメリットよりも、メリットの方が多いので、見直しは絶対するようにしましょう。
3.まとめ
今回は、看護師国家試験の試験に特化した対策や、注意点を紹介してきました。
看護学校に入るまで、勉強もしてこなかった僕が、自分なりに工夫したポイントや注意するポイントなので、自信がない人や試験・勉強が苦手な人に合う対策を多く紹介できたのではないかと思います。
この記事を読んで、少しでも不安が少なく自信を持って、看護師国家試験に挑めることを願っています。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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